cry_boy

小学2年生のA君。

ブロックで一生懸命作ったロボットを手にご満悦。

そこへ、たまたま通りがかった同級生のB君がそのロボットを持ち上げた。

B君はちょっと見たかっただけ。

けれどもA君は、取り上げられたと勘違いし、大粒の涙をポロポロ流しながら、私に訴えてきた。

A君に大泣きされたB君は、キョトンとしている。

A君の涙はたっぷりと塩気を含んでいるらしく、白く濁っている。

可笑しいほど次から次からどんどん溢れてくる、濁った大粒の涙を見ながら、

「B君はちょっと見たかっただけだよ。A君の好きなように自由に作っていいんだよ」

と背中を軽くポンポンとすると、小難しい顔をしながらまた黙々とロボットを作りだした。

 

あんなに素直に大粒の涙をポロポロ流せるA君に、「OKだよ」と思った。