ハイタッチ

出勤しロッカーに向おうと廊下を歩いていたら、向こうからD君がやって来た。

前回会った時は、静かにする部屋で暴れていたので注意したが、聞いてもらえなかった。

10日振りくらいに会ったD君。

「あれぇ~久しぶり。元気にしてた?」

と声をかけると、右手を上げてきた。

私はとっさに左手を上げて、すれ違いざまにハイタッチをした。

お互いに立ち止まることはなく、言葉も交わさなかったが、

無言で上げられたD君の右手が嬉しかった。

学年が低い男児や女の子たちとのハイタッチはしょっちゅうあっても、

二桁の年齢の男児とのハイタッチは初めてだった。

それは、ハイタッチができるまでに信頼関係ができたということかな。

少しずつ少しずつ信頼関係を作っていって、

子どもたち全員とハイタッチができるようになりたいな。