働く

〝何でもできる子になりますように〟と、娘に料理や洗濯などの家事を、半年ほどかけて仕込んだ。

正直に言うと、娘のためというよりは、自分がラクをしたかったことと、大っ嫌いな家事から逃れるため。

仕事から帰ったときに、

「お母さん、お帰り。ご飯できてるよ。食べよっ!」

と言ってもらい、自分は何もせず、すぐに食事にありつけることが夢だった。

おかげ様で娘は一通りのことができるようになリ、私の夢は叶った。

私はずい分ラクチンになった。

けれども、嫌いなことをせずにラクをしていたら、いつの間にか余分なゼイ肉がつき、料理のレパートリーの数も娘に追い抜かれていた。

汗水流して働くのは、内も外も同じなんだな。