瞬間

あちこちのカウンセラー学校や養成講座に通い、いくつもの心理カウンセラーの資格を取った。
でも所属する場所がなかった。

個人で活動しているカウンセラーもいるが、当時、あまりに経験値が低く、
そんな状態で〝心〟を扱うことに抵抗があった。

個人での活動はまったく考えられず、師匠や仲間がいる、団体所属を希望していた。

そんなとき、くれたけの存在を知った。

実家に帰省するついでに行けてしまう、くれたけ本社に、
「心理カウンセラーの活動をしたいが、場所も所属団体も無くて困っている」
と訴えた。

「くれたけでやってみますか?」

社長の一言で、いとも簡単にあっけなく所属が決まってしまった。

キツネにつままれたように驚いていると、数日後、
まだ正式にHPも完成していないうちにセッション依頼があり、
あれよあれよという展開に怖くなって、震え上がった記憶がある。

でも、夢が1つ叶った瞬間だった。

 

先日、くれたけからのお題「〝子供の頃に描いていた夢〟を教えてください」(くれたけ#44)を書いていて、ふと、思い出したことだ。

努力に努力を重ね、血の滲むような試練に耐えて叶う夢もあるが、
心の底から純粋に願う夢は、意外と簡単に叶う場合もある。
夢の方から勝手にやってきてくれることもあり得る。

ただし、カウンセリングの世界は、努力に努力を重ね、少々オーバーではあるが、
それこそ血の滲むようなお勉強が、延々と果てしなく続く。
それを楽しめれば、誇り高いお仕事だと思っている。